きらり姫宮での新型コロナウイルス感染の収束について

9月24日から10月1日にかけて、きらり姫宮グループホームさくら棟の利用者様6名・介護職員4名にコロナウイルス感染者が発生。利用者様の内1名が死亡、ほか5名については治療を終えホームに戻られ、職員も復帰し10月12日に感染は収束しました。

 きらり姫宮では、コロナ対策として5月から毎週全職員のPCR検査を行っていますが、9月24日グループホーム介護職員1名の陽性反応が報告され、その後の医療機関による抗原検査及びPCR検査により、介護職員2名・利用者様5名の陽性を確認。さらに28日発熱の利用者様1名、10月1日発熱の職員1名の陽性が判明しました。
陽性利用者5名様は医療機関に入院、他1名様はグループホームで待機となり、陽性職員1名は入院、2名はホテル療養、1名は自宅待機となりました。グループホームを、レッドゾーンに指定し、陽性者をさくら棟、陰性者はこぶし棟での介護としました。レッドゾーンへの出入は指定された職員のみとし、介護にあたっては予防具を着用して感染の防止に努めました。

 結果、入院された利用者5名様の内、ワクチン未接種の1名様が熱発から肺炎になり、たいへん残念なことに入院から10日足らずの10月8日に帰らぬ人となってしまいました。ほか4名様の容態は軽症で、10月6日から9日の間に退院されグループホームに戻りました。職員についても10月2日から12日に退院・帰宅となり、潜伏期間終了日の11日をもってグループホームのレッドゾーンを解消し、グループホーム喜楽里の感染は収束となりました。
しばらくの間は、要注意のグリーンゾーンとし、手袋・マスクでの介護といたしました。このため、利用者様への面会につきましても自粛をお願いしています。
また、利用休止となっていたデイサービス喜楽里は11日(月)から利用再開となっています。
 
 きらり姫宮では、新型コロナウイルス感染予防のため利用者様・職員全員のワクチン接種を医師訪問により行いましたが、亡くなられた利用者様には間に合わず未接種でのご利用でした。ご家族のお悲しみをお察しいたしますとともに、ご冥福をお祈りいたします。
今回のことから、ワクチンを打っていても感染すること、しかし、打っていないと重症化や死に至ること。徹底した予防が必要なことを経験しました。今後はこの経験を活かし介護にあたらせていただきます。ご理解・ご支援のほどよろしくお願いいたします。

令和3年10月13日
認定特定非営利活動法人きらりびとみやしろ   理事長 島村孝一