助け合い活動継続の危機を 乗り切るための懇談会(理事長のつぶやき381)
2月9日宮代町立図書館ホールで行われた「助け合い活動継続の危機を乗り切るための懇談会」です。
きらりびとみやしろは、1998年から「困ったときはお互いさま」を合言葉の有償ボランティアによる「助け合い活動」を行っています。年間6000件を超える実績の助け合いですが、活動の運営費用は介護事業の利益によって賄われていました。これがコロナによる介護事業の経営不振から、継続の危機になっているのです。特に、助け合いの70%を占める移送サービスは、協力会員が自家用車で通院や買い物を送迎するもので高齢化によりニーズが高まっています。利用は介護認定者と障がい者手帳保持者、料金はタクシーの80%以下に制限されていますが、毎日10件を超える利用があり利用者にとっては無くてはならないもので、サービスの終了は大きな問題となっているのです。
懇談会は、この移送サービス継続の危機を乗り越えることを目標とし、移送サービスの協力会員20名、利用会員5名に参加願い、町議会からも7名の議員さんが参加されました。協力会員からは参加の動機や活動のあらまし、利用会員からは感謝の気持ちや料金への要望などが発表され、議員からも支援の言葉をいただき、改めてこのサービスの重要性を確認できるものでした。
運営の継続には財政的な補填のため利用料金の値上げを予定していますが、利用者の負担が増えることから、この軽減のため町の高齢者等タクシー助成券が使えるようにとの署名運動を懇談会の1か月前から行い、議会に対し1395名の署名を付けて「福祉有償運送利用者に対する宮代町高齢者等タクシー助成券の使用拡大を求める陳情書」を提出することができました。